AI とおしゃべりしながらソフトウェアを開発することに大きな可能性を感じている
ここでいう「おしゃべり」は音声によるおしゃべり
文章を書くためには道具が必要だけど、おしゃべりするのに道具はいらない
そもそも、多くのひとにとっては思考から意味のある整理された文章を書くことはカロリーが高い作業だと思う
曖昧なアイデアでも、人と対話することで具体化されたり、第三者によって抽象化・整理されることがよくある
AI がこうした人間の対話の役割を担い、曖昧でふわっとした音声によるアイデアを受け取り、整理・抽象化を行うことで、開発の負荷を軽減できると考える
AI がおしゃべりの内容からアイデアを具体化・仕様化し、その内容に基づいて自動でコードを生成してプロダクトを作ることができれば、より多くのプロダクトが生まれる可能性がある
音声入力はアウトプットの心理的ハードルが低く、音声による指示だけでソフトウェア開発ができる仕組みを作ることができればとても面白いのではないか
speech2app
以下の文章は口頭で話したものをベースに AI でテキストを生成して、それを少し手直ししたもの
- オフィスから家までの帰り道に運転しながら話し言葉で録音
- 録音した内容はかなりまとまりがない感じ
- whisper で文字起こし
- GPT-4.5 に構造化したまとまりのある内容にして箇条書きにしてもらう
- GPT-4.5 に箇条書きの内容から文章を生成してもらう
- 僕が手直し
- タイトルをつける
- 最初は音声入力という単語が入っていたんだけど、単に音声入力というより自然かつ厳密な言葉を使わないでソフトウェア開発をしていくというニュアンスを出したかった
AI を活用したプロダクト開発について考える中で、AI とおしゃべりしながらソフトウェアを開発するという手法に強く興味を持つようになりました。
現在の AI を活用したプロダクト開発やコーディングは、主にテキストベースで指示を出し、ロジックを明確に定義する方法が主流です。これはもちろん理にかなっていて、厳密な指示や論理的な思考を文書化することで、開発の精度や効率が高まるのは確かです。
しかし一方で、この「テキスト化」には想像以上の労力が伴います。考えを文章化すること自体が時間を要する作業であり、曖昧な考えをなるべく明確に整理し、文章に落とし込んでいくプロセスは精神的にも負荷がかかります。ときには、アイデアが十分に固まっていない段階や、物理的・精神的にテキストを書く余裕がない状況では、なかなか新しいプロダクトを生み出すことが難しくなってしまうのです。
そうした課題を解決するために、音声で AI とおしゃべりしながらプロダクトを開発する手法に可能性を感じています。音声入力はテキストを書くよりも心理的なハードルが低く、より直感的に、そして自由にアイデアをアウトプットできる手段です。普段のコミュニケーションでもそうですが、他者との会話の中で漠然としたアイデアや曖昧な構想が徐々に明確化・具体化していく経験は誰しもが持っていると思います。会話を重ねることで自分自身の考えが整理され、あるいは他者がそれを抽象化・まとめてくれることで、新たな気づきや具体的な方向性が見つかることも少なくありません。
これを AI に任せることができれば、私たちの創造性やプロダクト開発の可能性が大きく広がるのではないでしょうか。例えば、ぼんやりとしたアイデアを音声で AI に伝えることで、AI がそれを聞き取り、「あなたの言いたいことはつまりこういうことですよね」と整理してくれる。人間側は、AI の提示した整理や抽象化に対して、「もう少しこういうイメージなんだよね」と再度音声でフィードバックを行います。それを繰り返すことで、AI は徐々に具体的な仕様に落とし込み、最終的にはコード化までを担ってくれる仕組みです。
音声を使ったやり取りという「アウトプットの心理的ハードル」を下げる方法を取り入れることで、今までアイデアの段階で止まっていたようなプロダクトやサービスが次々と実現できるようになると考えています。

